産後、脚を閉じて歩きにくくなった方へ

出産後から歩き方が変わった気がする。

脚を閉じて歩こうとしても、自然に外へ開いてしまう。

歩くと股関節がグラグラする。

骨盤と脚がうまく噛み合っていないような感覚がある。

鏡を見ると、以前よりガニ股になっている。

このような違和感を感じていませんか?

痛みが強くないと、つい後回しにしてしまいがちです。

しかし、「歩きにくい」「脚を閉じにくい」という感覚は、身体が以前とは違う使い方になっているサインかもしれません。

妊娠中は、お腹が大きくなることで足元が見えにくくなり、身体のバランスも変化します。

骨盤まわりを安定させるために脚幅が広くなり、左右に揺れるような歩き方になることもあります。

出産後もその歩き方が残っていたり、お腹やお尻の筋肉がうまく使えていなかったりすると、脚をまっすぐ運びにくくなる場合があります。

ここで気をつけたいのが、無理に脚を閉じて歩こうとすることです。

見た目だけを意識して膝を内側へ寄せると、膝や足首に負担がかかることがあります。

大切なのは、脚だけを無理に矯正することではなく、骨盤や股関節が安定した状態で自然に脚を運べる身体をつくることです。

当院では、

・片脚立ちが安定するか
・左右どちらに体重が乗りやすいか
・股関節が動きにくくなっていないか
・足裏のどこに体重がかかっているか
・お腹やお尻の筋肉が使えているか

などを確認します。

産後すぐは赤ちゃんを抱っこして歩く機会も多くなります。

自分一人で歩くときは気にならなくても、抱っこをするとふらつく、腰が痛くなるという方もいます。

抱っこ中に身体が安定しないと、転ばないように全身へ力が入り、肩こりや腰痛につながることもあります。

「見た目が気になるだけ」と思わず、ご自身が歩きにくいと感じているなら、その感覚を大切にしてください。