産後の尿漏れ。「みんなあるから仕方ない」で終わらせないでください

くしゃみをした瞬間に少し漏れる。

子どもを抱えて走ったときに不安になる。

トランポリンや縄跳びは避けている。

外出するときは念のため吸水シートを使っている。

産後の尿漏れは珍しいことではありません。

そのため、「出産したらみんななるもの」「年齢のせい」と思い、相談せずに我慢している方も多いです。

しかし、よくあることと、そのままにしてよいことは同じではありません。

妊娠中は、赤ちゃんの重さによって骨盤底筋に負担がかかります。

出産時にも骨盤底部には大きな負担が加わります。

さらに産後は、抱っこや授乳などで姿勢が崩れやすく、呼吸が浅くなることで、お腹と骨盤底筋の連動がうまくいかなくなることもあります。

尿漏れが気になると、骨盤底筋を締めるトレーニングを一生懸命行う方もいます。

しかし、常に力を入れ続ければよいわけではありません。

力を入れることと同じくらい、ゆるめることや、呼吸に合わせて動かすことも大切です。

また、姿勢が崩れたまま行うと、お尻や内ももだけに力が入り、骨盤底筋をうまく使えていないこともあります。

当院では、尿漏れそのものを直接治療するのではなく、骨盤や肋骨、呼吸、お腹の力の入り方など、身体全体の状態を確認します。

症状が強い場合、痛みや排尿時の違和感がある場合などは、婦人科や泌尿器科などの医療機関へご相談ください。

相談しにくいお悩みだからこそ、一人で抱え込まないでください。